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2024年12月14日(土)に開催された第1回シンポジウム「伝統作物の未来に風穴を開けよう」は、伝統作物種苗保全ネットワーク会議の一環として東京T-CATホールで行われ、講演とパネルディスカッションを通じて伝統作物の未来について議論された、意義深いイベントとなりました。
ー以下、江頭議長のメッセージよりー
伝統作物、在来作物に関わる方々は、それぞれの現場でどうにもならないもどかしさを感じていると思います。このままにするより、とにかく何か一歩でも踏み出せたらという想いで企画しています。
個人で悩むより、種子屋から、生産、流通、消費、料理、加工、教育、観光などの現場で在来品種に関わるあらゆる人たちが集まって、課題を共有して知恵を出し合いませんか?
このシンポジウムは当日、伝統作物種苗保全ネットワーク会議を立ち上げる記念シンポでもあります。栽培方法も考え方もいろいろな人が参加していただいてかまいません。
目的はたった一つ、在来品種、伝統作物を継承するには、今後どうすれば良いのかを考え、小さな実践をやっていくことです。ネットワークが今後、さまざまなアイデアや取り組みを全国で共有・発信する受け皿になればいいと考えています。

